髪結いの亭主

髪結いの亭主

髪結いの亭主
~永遠に色褪せない愛の形って?~

 

☆こんな人に
・愛と現実、その狭間で揺れる人。(共感し過ぎの危険あり!)
・これぞフランス映画!が好きな人。

☆こんな時に
・映画の中でこそ味わえる愛の世界が見たいとき
・ファンタジックで純粋な大人の愛を味わいたいとき

 

<出演>
ジュン・ロシュフォール
アンナ・ガリエナ

<監督・脚本>
パトリス・ルコント

 

 

憧れ、官能、濃密な愛の時間・・・

 

『髪結いの亭主』
それは、異性に目覚める少年の夢から始まる。

 

理髪店の石鹸の香りに混じって
髪を触る女性の柔らかい乳房から
立ち上っているだろう温かく艶めいた匂い。

 

スクリーンの中から
そんな空気感がこぼれ落ちそうなこの映画。

 

舞台となる理髪店に射し込む淡い光。
そこに佇む女性の美しさに見とれているうちに
不思議な世界に引き込まれる。

 

愛に溺れる幸せ。
それは、濃密な二人の世界に
刻まれる時間の中にだけあるもの。

 

やがて、残酷な現実という
時の流れに呑み込まれてしまったら・・・
完璧な愛を手に入れた瞬間から始まる不安。

 

ファンタジックな愛の世界を観ていたら
いつの間にか、胸の奥に甘い痛みが呼び覚まされる。
そんな大人も多いかも・・・

 

監督は、『仕立て屋の恋』『橋の上の娘』などで知られる
フランスの「愛の名匠」パトリス・ルコント。

 

印象的な美しい映像は、
『真珠の耳飾りの少女』『鳩の翼』を手掛けた
エドゥアルド・セナという撮影監督によるもの。

 

時を超える名作は、やっぱり
愛を描く達人たちに生み出されてるんですねぇ。

 

『髪結いの亭主』が日本で
最初に公開されたのが1991年。

 

それから20年以上の時を経て
今、そのデジタルリマスター版が
全国巡回で劇場公開中とのこと。
もし間に合えば、ぜひ劇場で・・・

 

色褪せない愛の世界を満喫したい1本!

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