さらば我が愛/覇王別姫

さらば我が愛/覇王別姫

さらば我が愛/覇王別姫
~どんなに報われなくても、愛は美しい~

 

☆こんな時
・恋愛+歴史の映画が見たいとき
・こってり、愛の奥深さを味わいたいとき

☆こんな人に
・男女を超えた愛にも共感できる人
・報われない恋愛に孤独感を感じている人

 

<出演>
レスリー・チャン
チャン・フォンイー
コン・リー

<監督>
チェン・カイコ―

 

 

舞台は、日中戦争~文化大革命の中国。
主人公は、激動の時代を生きる二人の京劇役者。
物語の始まりは、1930年代。

 

娼婦の子で、半ば親に捨てられるように
京劇俳優養成所に預けられた小頭子は、
仲間のいじめからかばってくれる先輩の石頭に
同性愛的な思慕の念を抱くようになる。

 

成長した二人は、芸名を
小豆子が程蝶衣(レスリー・チャン)
石頭が段小楼(チャン・フォンイー)として
『覇王別姫』で共演、京劇のトップスターにまで登りつめる。

 

しかし、日中戦争が激化する頃
二人の間に、娼婦の菊仙(コン・リー)が現れる。

 

菊仙との関係を深める石頭。
それでも、一途に石頭を思い続ける小頭子。

大人になり、スターになり、境遇が変わったことで
二人の関係も次第に変わっていく。
 

 

そして、さらに時代は流れ、1960年代。

中国全土に文化大革命の嵐が吹き荒れる中、
京劇は堕落の文化として禁止され
人気役者だった程蝶衣(小頭子)、段小楼(石頭)も
世間に虐げられ、次第に追いつめられていく・・・

 

女形を演じるレスリー・チャンのなんと妖艶なこと!
そして、段小楼(石頭)を慕う姿のなんと切ないこと!

 

愛、絆、情念・・・
人の心の哀れさが、
なぜか、美しく妖艶な京劇の舞台のように煌めく。

 

時代に翻弄される壮絶な物語と共に
愛の奥深さが、こってりと味わえる1本!

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