カテゴリー: 女のプライドを磨く

マイ・フェア・レディ

マイ・フェア・レディ

マイ・フェア・レディ
~恋する心は、女を磨く~

 

☆こんな人に
・映画で英語の勉強をしたい人
・ミュージカルorオードリー・ヘプバーンが好きな人

☆こんな時に
・上質なラブコメディが観たいとき
・シンデレラストーリーで気持ちをアップしたい時

 

 

<出演>オードリー・ヘプバーン
レックス・ハリソン

<監督>
ジョージ・キューカー

<脚本>
アラン・ジェイ・ラーナー

 

 

その人と出会ったことで
ワンランク上の自分に成長できる。
そんな恋ができたら最高!

 

白馬の王子様にさらわれる
単純なシンデレラストーリーじゃなく、
自分磨きが、いつの間にか
愛を育むプロセスになっていくとしたら・・・

 

オードリー・へプバーン主演の
『マイ・フェア・レディ』は、
1964年に公開された不朽の名作ミュージカル。

 

もともとは、1956年から2717回も上演され
6年半のロングランヒットを続けたブロードウェイ・ミュージカル。

 

この成功を受けて、映画化されたこの作品も
アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞など8部門をさらう大ヒットとなった。

因みにヒロインの相手役は、
舞台と同じレックス・ハリソンが演じている。

 

ロンドンの下町に住む
花売り娘イライザ(オードリー・ヘプバーン)は、
ある日、ひとりの男にひどい下町訛りを指摘される。
男は、風変わりな言語学者のヒギンズ教授(レックス・ハリソン)。

 

彼のちょっとした思いつきで
イライザは、下町訛りを矯正し
上流階級のレディに生まれ変わるレッスンを受けることになる。

 

ヒギンズ教授の特訓を受け
みごとなレディに変身していくイライザ。
しかし、その胸中には、やがて葛藤が生まれる・・・

 

すっかり気品あふれる貴婦人になった(はずの)
イライザが、競馬場で社交界デビューするシーンは
ハラハラしつつも、思わず笑ってしまう見せ場。

 

タイトルの『マイ・フェア・レディ』とは
私の麗しい貴婦人といった意味。
しかし、これには、もうひとつの意味があるらしい。

 

ロンドンの高級住宅街「メイフェア」を
下町のコックニー訛りで発音すると
「マイフェア」になるのだとか。
その二つの意味をかけて『マイ・フェア・レディ』となったらしい。

 

『ウエストサイド物語』や『サウンド・オブ・ミュージック』
と並ぶミュージュカルの名作といわれる、この映画。
リチャード・ギア&ジュリア・ロバーツの大ヒット作
『プリティ・ウーマン』の元になった作品でもある。

 

正しい発音の練習シーンがあるので
英語の教材として使われることも多い作品。

個人的には、中学生の頃、イライザが「H」の発音を練習するシーンを
真似してエクササイズをした記憶がある。

 

うんちくは兎も角、
花売り娘からレディに変身する
ヘップバーンの演技力と美しさは必見!!

娯楽映画としても文句なく楽しめる名作。
そして、自分を磨く女性の美しさを学べる1本!

風と共に去りぬ

風と共に去りぬ

風と共に去りぬ
~生きる力、愛する力は、どこから?~

 

☆こんな人に
・大作をじっくり腰を据えて観るのが好きな人
・時代背景(人種差別等)を踏まえて映画が楽しめる人

☆こんなときに
・恋愛も、人生も、なんかチマチマしてきた?と感じるとき
・スケール感のある大河ドラマ的作品が観たいとき

 

<出演>
ビビアン・リー
クラーク・ゲーブル

<監督>
シドニー・ハワード

 

目の前の障害はあらゆる手段ではねのけ
ひたすら前を見て生きていく。

 

どんな人も、どんな状況も、
大きな愛を持って受け入れ、共に生きていく。

 

2つのタイプの強い女。
あなたはどっちに憧れる?

 

1939年に製作された
不朽の名作『風と共にさりぬ』。

 

4時間以上に及ぶ大作は、
南北戦争時代のアメリカ南部を舞台にした映画。

 

ヒロインのスカーレット・オハラ(ビビアン・リー)は、
戦火と時代の波に翻弄されながらも
飢えに直面する家族を守りつつ力強く生き抜いていく。

 

時には、自ら銃を構え
時には、自分の美貌を利用してでも・・・

 

南部の富豪の家に生まれ
男たちにチヤホヤされて育ったスカーレットが、
ひとつだけままならないのが恋愛。

 

ずっと想いを寄せる幼馴染みのアシュレーは
スカーレットとは正反対の
芯の強い聖母のようなメアリーと結婚してしまう。

 

それでもアシュレーを諦めきれない
スカーレットに近づいてくるのが、
海千山千の、したたかに世の中を渡る男
レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)。

 

戦争や人種問題、女性の生き方など
いろんなテーマを孕んだ映画だけれど
その縦軸には、男と女の愛と葛藤が貫かれている。

 

それにしても、どんな恋愛映画に
出てくる「いい男」とも比べられない
圧倒的な存在感でハートを鷲掴みにするのが、
レット・バトラーの魅力!

 

ポスターやDVDのジャケットを見て
「何?このオールバックのオジサン・・・」
と思った人もいるかも知れないけど
そういう人は、ぜひ映画を観てみて!

 

ずばり、女子力強化的この作品の見所は
力強いスカーレットの生きざまと
今では絶滅危惧種とも思われる
レット・バトラーの男子力。

 

『風と共に去りぬ』
そう、どんなに波乱万丈な人生でも
人は、時代は、
いつの間にか去っていってしまう。

 

美しい映像と音楽、
強い女とたくましい男の壮大なドラマが
小さな日々の雑念を
しばし忘れさせてくれる1本!

タイタニック

タイタニック

タイタニック
~命は消えても、愛は消えない~

 

☆こんな時
・大作ラブストーリーが観たいとき
・思い切り泣いてカタルシスを味わいたいとき

☆こんな人に
・運命の出会いを信じている人
・レオ様(レオナルド・ディカプリオ)が好きな人

<出演>
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット

<監督>
ジェームズ・キャメロン

 

「私のジャックはどこ?!」
映画館を出たとたん、
当時恋人募集中だった友達はそう叫んだ。

 

命がけで自分を守ってくれる恋人。
どんな障害を乗り越えてでも
結ばれたいと思える運命の人。

 

女子なら、やっぱり一度は、
そんな相手との出会いに憧れるもの。

 

貧しい画家の卵ジャック(レアナルド・ディカプリオ)と、
上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の恋物語。

 

ご存知、超豪華客船「タイタニック号」沈没の
実話を題材にした映画。

 

この事件を扱った作品は、
それまでにも何本も創られているが、
1997年に公開されたこの映画は、
いろんな意味で話題になった。

 

当時まだ目新しかった本格的なCGによる映像。
ギネスに載るほどの多額の興行収入。
(2009年、同じジェームズ・キャメロン監督の『アバター』が更新)
セリーヌ・ディオンが歌う主題歌
「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の大ヒット

 

もちろん、アカデミー賞も総ナメ・・・
いちばん有名なのは、豪華客船の舳先で
ジャックに後ろから抱きかかえられたローズが、
潮風を受けながら両手を広げるシーン。

 

「Keep your eyes closed, trust me?」
目を閉じたままだよ。ぼくを信じてくれる?

「All right—Open your eye’s」
いいよ。目を開けて。

「I’m fling Jack ! 」
ジャック、私飛んでるわ!

あまりにも有名なこのシーン。
いっしょにハートがflingしちゃった人も多かったのでは?

 

この他にも、この映画には名ゼリフがたくさんある。

一等客席のパーティで貧しい画家の卵ジャックに
ローズの母親がイヤミたっぷりに言い放つ
「根無し草みたいな暮らしで満足?」
との一言に、ジャックが返したセリフ。

「必要なものはすべてここにあります。
健康なカラダとまっさらなスケッチブック」

政略結婚を迫られ籠の鳥状態のローズのハートは、
この生命力あふれる一言に射抜かれに違いない。

 

因みに、私のお気に入りは、年老いたローズが
この物語を回想するときに放つ一言。

「 woman heart is a deep ocean of securets」
女の心は深い海のように、秘密を隠しもっているものよ。

事故の後、ローズはどんな人生を送ったのだろう?
忘れられない思い出を胸に秘めながら・・・

 

ローズほど劇的じゃなくても、
確かに女の心には、いろんな過去が沈んでいく。

 

運命がどうであれ、
愛し合うことの素晴らしさを
ドラマチックに味あわせてくれる1本!

ひまわり

ひまわり

ひまわり
~愛とは?人生とは?そして戦争とは…~

☆こんな人に
・運命や宿命を感じる恋愛をしている人。
・ヘビーなテーマに真っ向勝負の映画が好きな人。

☆こんな時に
・美しい映像と音楽を堪能できる恋愛映画が観たい時
・グショグショに泣ける名作の恋愛映画が観たい時

 

<出演>
ソフィア・ローレン
マルチェロ・マストロヤンニ

<監督>
ヴィットリオ・デ・シーカ

<脚本>
チェーザレ・ザヴァッティーニ
アントニオ・グエラ
ゲオルギ・ムディバニ

<音楽>
ヘンリー・マンシー二

 

 

 

スクリーンいっぱいに広がる
見渡す限りのひまわり畑。

 

その鮮やかで生命力に満ちた光景が
主人公たちの悲劇をいっそう際立たせる。

 

男と女が出会い、恋に落ち、結婚し、そして、夫は戦場へ。

 

戦争があれば、どの時代にも
どこにでも、必ず生まれるストーリー。

 

そんな、時代を超え無数に生まれてきた物語を、
痛いほど切なく描いたラブストーリー。

 

瞼と胸に焼きつくような映像と音楽。

 

ソフィア・ローレンと
マルチェロ・マストロヤンニという
イタリア映画の2大スターの圧倒的な存在感と演技力。

 

今まで何度も観ているはずなのに、
気がつけば嗚咽を上げて泣いていた。
つい先日、DVDを観た時のこと。

 

初めて観た十代の頃
国語の先生がこう言ったのを覚えている。
「この作品は、大人になってからもう一度観なさい。
観る年齢、人生経験によって、
まったく違った感動がある作品だから」

 

日本で初めて公開されたのが1970年。
哀切をおびた音楽も大ヒットし、
その後TVでも繰り返し放映されてきた。

 

今では、この映画の音楽を聞いただけで
ひまわり畑のシーンが目に浮かぶ。
という古い映画ファンも多いのでは・・・

 

主演のソフィアローレンは、
1950年から女優をやってる大ベテランだけど
2009年には『NINE』にも出演。
つい最近も、胸のざっくり開いた服を着て
TVに映っていたから、まだまだ現役なのでしょう。
女優としても、女としても。

 

“女子力”なんて、お子ちゃまの寝言?
こんなカッコイイ女優さんを見ると、
ちょっと反省。。。。

 

愛すること=生きること。

 

そんな腹の据わったイイ女になるには必見の1本かも!

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を
~女の幸せって?人生に必要なものは?~

 

☆こんな人に!
・人生で大切なのは、お金?愛?と考えてる人
・映画でファッションセンスを磨きたい人

☆こんな時に!
・スタイリッシュでオシャレな恋愛映画が観たい時
・楽しくてキレイな恋愛映画が観たい時

 

<出演>
オードリー・ヘプバーン
ジョージ・ペパード

<監督>
ブレイク・エドワーズ

<脚本>
ジョージ・アクセルロッド

<原作>
トルーマン・カポーティ

 

 

言わずと知れた、ヘプバーンの名作!
この映画が、どれだけ世界中に
『ティファニー』好きの女性たちを
増やしたことだろう?

 

ニューヨークの風景は、
確かに古き良き時代だけれど、
映画のそのものは、
今観ても、少しも古さを感じさせない。

 

ファッションも、
ハッとするほどオシャレで洗練されていて、
新鮮な発見がたくさんある。

 

映画って、観てる時の自分の年齢によって、
全く感動する部分が違ったりするけれど、
この映画も、人によってはそうかも知れない。

 

私も初めて観たのは、たぶん10代。
その頃は、奔放でスタイリッシュな大人の恋愛映画?
くらいの記憶しか残らなかったけど、
大人になって観ると、ちょっと違う。

 

愛、お金、憧れ、プライド、孤独
いろんな要素が、それこそダイアモンドの
ブリリアンカットのように光る物語。

 

そして、ヘプバーンのなんと魅力的なこと!
たとえお金持ちの男を手玉に取る女を演じても
可憐で、優美で、気品がある。

 

さらに、心の奥深い感情を表現する、
その演技力の素晴らしさ!

 

つらい人生経験は、
ときに人の心を愛から遠ざける。

 

欲しいのは、愛?お金?
どちらが欲しい人も、どちらも欲しい人も、
ティファニーのジュエリーのような
不変のときめきが楽しめる一作!

最後の初恋

最後の初恋

最後の初恋
原題: NIGHTS IN RODANTHE
~大人の恋は“癒し”~

 

☆こんな人に
「本気の恋をもう一度」という大人の方。
リチャード・ギアが好きな人。

☆こんな時に
大人の恋愛映画が観たいとき。
人生のほろ苦さと甘さを味わいたいとき。

 

<出演>
リチャード・ギア
ダイアン・レイン
ジェームズ・フランコ
スコット・グレン

<監督>
ジョージ・C・ウルフ

<原作>
ニコラス・スパークス

 

 

 

 

結婚を機に自分の夢をあきらめてしまった女。
名医といわれながも、仕事をする中で心を見失った男。

 

彼女は母親であり、
彼は父親でもあった。

 

それぞれの人生を生きてきた男と女が、
偶然の出会いから
大切なものを思い出していく。

 

忘れかけていた自分。
人を想う心。
相手と向き合うことで
もう一度自分と向き合う二人。

 

生きてきた時間の分だけ
心にも傷がある。
それでも、本気の恋は、
いつも初めての自分に出会わせてくれる。

 

まして、それが人生最後の恋なら
なおさら・・・・

 

原作は、『君に読む物語』の作者
ニコラス・スパークス珠玉の名作。

 

主演は、
『コットンクラブ』や『運命の女』
で共演した
リチャード・ギアとダイアン・レイン。

親友に頼まれ海辺の小さなホテルを
5日間だけ手伝うことになったエイドリアン(ダイアン・レイン)と
そこに泊まったたった一人の客ポール(リチャード・ギア)。

心に傷をかかえノースカロライナの小さな町で出会った二人は、
共感や反発を抱きながらも、お互いを知り合っていく…

そして、嵐の夜。
二人の心にも大きな波が押し寄せる。
 

リチャード・ギアって、この時いったいいくつ?
渋いのに、甘い。
やっぱり、ラブストーリーのために生まれてきた役者かも!

年齢を重ねても枯れない男の色気。
渋好みの女性なら、
このリチャード・ギアは、一見の価値あり!
 

ダイアン・レインも
いい感じに年齢を重ねてます。

 

「もう恋なんて・・・」
「トキメキなんて、もう二度とないかも・・・」
人生の折り返し地点を過ぎ、
そんな思いが浮かび始めた心に、温かな光を灯すこの映画。

しみじみと、大人の愛を味わえる1本。