カテゴリー: 恋愛のいろんな形を知る

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トワイライト~初恋~

トワイライト~初恋~

トワイライト~初恋~
~純粋な恋ほど、命がけ?~

 

☆こんな人に
スリラーも恋愛映画人も好きな人
「純粋な恋って…」分からない、または思い出せない人

☆こんな時に
一味違う純愛映画が観たい時
背筋がゾクゾクするファンタジー・ロマンスが観たいとき

 

 

<出演>
クリステン・スチュワート
ロバート・パティンソン

<監督>
キャサリン・ハードウィック

<原作>
ステファニー・メイヤー

 

 

恋に落ちてしまった人が
自分の命を奪いかねない人だったとしたら・・・

 

犯罪者と被害者、
スパイとスパイ、
野獣とお姫様・・・

いろんなパターンがあるけれど、
やっぱり、これが究極かも。
吸血鬼と少女の禁断の恋!

 

原作は、アメリカのベストセラー小説
ステファニー・メイヤーの『トワイライト』。

 

これまでにも、吸血鬼ものはいっぱいあったけど
この「トワイライト」が、
今どきの若者のハートをこんなにも掴んだのは、
主人公が、等身大のティーンエイジャーだからでは?

 

まずは、主人公がハイスクールの転校生なんて
フツーの青春ものみたいな設定が
何ともリアルで、背筋がゾクゾクしてしまう。

 

仲良くなって、お家に遊びに行って、家族に紹介されて・・・
そこまでは、ふつうのハイスクールの男の子と女の子。

 

でも、彼がバンパイアだってことは、
当然、その一族も、みんなバンパイアなわけで・・・

 

ましてや、その一族に対立する
そちらの世界の方たちまで現れちゃったりするから
もう、愛と引き換えのリスクは超MAX

まるでジャングルの中の子羊状態!

 

そんな、究極の障害の中だからこそ
二人の純粋な愛が、くっきりと切ない光を放つ。

 

自分の危険を顧みない一途な女の子。
命がけで彼女を守ろうとする男の子。

 

「世界中を敵に回しても、あなたを愛してる!」

そんな純愛の原型を、
極限の心理設定とアクションで魅せてくれる
「トワイライト」シリーズ第一弾。

 

熱いけどクールなLOVE STORYは、
これからの季節、特におすすめの1本!

ポンヌフの恋人

ポンヌフの恋人

ポンヌフの恋人
~恋愛とは命の火花を散らすもの~

 

☆こんな人に
・近ごろ恋愛本能が弱ってるかな~と思う人
・フランス的恋愛至上主義に共感できる人

☆こんな時に
・ちょっと狂気が入った恋愛映画が観たいとき
・すべてをそぎ落とした男女の愛を見たくなったとき

 

<出演>
ドニ・ラヴィン
ジュリエット・ビノッシュ
クラウス=ミヒャエル・グリューバー

<監督・脚本>
レオス・カラックス

 

 

男と女が魂をぶつけ合うときの
閃光のような煌き。

 

どんなに残酷な現実があっても
愛が美しく感じられるのは
そこに、二人の命の火が見えるから。

 

この映画の見せ場のひとつ
二人が花火をバックに踊るシーンが印象的。

 

いや~、独特の世界観というか
さすがフランス映画の名作!

愛ですよ、愛。

1991年のこの作品は、
フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、
「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」に続く“アレックス3部作”
の完結編として手掛けた名作ラブストーリー。
 

「えっ、これってドキュメンタリー???」
まるで、携帯かスマホで撮ったような
妙にリアリティのある夜の街の映像。

 

セリフは極端に少ないし、
画面は暗くて汚いし、悲惨な感じだし、
「これは、どえらい映画を観はじめてしまった!」
と、冒頭の数分間は後悔しきり。

 

でも、なぜか、目が離せない。

 

舞台は、パリ。
不眠症で天涯孤独な大道芸人アレックス(ドニ・ラヴィン)と
失明の危機にあり裕福な家を出て放浪する画学生
ミッシェル(ジュリエット・ビノッシュ)。

 

身も心も、見るからにボロボロの二人が
修復工事を待つ今は使われていないポンヌフ橋の上で
共に暮らし始める。

 

去っていった恋人を執拗に探すミッシェル。
戸惑いつつも、人を愛することに目覚めてしまうアレックス。
そんな、二人が少しずつ心の距離を縮めていくのだが・・・

 

狂気を孕むほどの愛が、善か?悪か?
道徳論はとりあえず脇に置けるまたは
現実に代わる疑似体験が味わえる人しか
観ないほうがいい映画かも。
(ストーカーとか、殺人とか、現実はダメだから!)

 

人は愛し、愛されることで、
どう変わることができるのか?

何も持たない裸同然の男アレックスが
ミッシェルをつなぎとめるために必死になる姿、
エゴを押さえきれずに暴走する姿を
どこか愛おしく感じるのは、
恋愛経験者なら誰もが
心のどこかに思い当たるものがあるからでは?

 

青春の、極限の、剥き出しの愛。

 

錆びついた恋愛本能を
呼び覚ましたいときにおススメの1本。

シティ・オブ・エンジェル

シティ・オブ・エンジェル

シティ・オブ・エンジェル
~至高の喜び、それは、愛する人にふれること~

 

☆こんな人に
ニコラス・ケイジorメグ・ライアンが好きな人。

☆こんな時に
ファンタジックなラブストーリーが観たいとき。

 

<出演>
ニコラス・ケイジ
メグ・ライアン
アンドレ・ブラウアー
デニス・フランツ

<監督>
ブラッド・シルバーリング

 

 

 

風を感じる。
匂いを感じる。
温もりを感じる。

 

今、こうして何かを感じる一瞬が、
奇跡的なほど、かけがえのない時間。
「生きてる」って、なんて素敵なことなんだろう!

 

印象的な映像と切ないラブストーリーと共に
そんなことを思わせてくれる作品。

 

1978年の作品『ベルリン天使の詩』の
ハリウッドリメイク版『シティ・オブ・エンジェル』。
ただし、この2つ、
作品としては全く違った味わいがある。

 

天使のセス(ニコラス・ケイジ)は、
人間の外科医マギー(メグ・ライアン)が
患者の命を懸命に救おうとする姿を見て恋に落ちる。

 

しかし、天使には、
人間に姿を見せることすら許されない。
どうしても我慢ができなくなったセスは、掟を破る。

 

そして、やがて、天使という永遠の命を捨て、
人間になることを願い始める・・・

 

好きな人に、触れたくても、触れられない。
感じたくても、感じられない。
その切なさと苦しさが、痛いほど伝わってくる。

 

それだけに、二人が結ばれるシーンは、
ふつうのラブシーンより、ずっと官能的ですらある。

 

大切な人とふれあえる「今」この時が、
限りなく愛おしくなる1本。

さらば我が愛/覇王別姫

さらば我が愛/覇王別姫

さらば我が愛/覇王別姫
~どんなに報われなくても、愛は美しい~

 

☆こんな時
・恋愛+歴史の映画が見たいとき
・こってり、愛の奥深さを味わいたいとき

☆こんな人に
・男女を超えた愛にも共感できる人
・報われない恋愛に孤独感を感じている人

 

<出演>
レスリー・チャン
チャン・フォンイー
コン・リー

<監督>
チェン・カイコ―

 

 

舞台は、日中戦争~文化大革命の中国。
主人公は、激動の時代を生きる二人の京劇役者。
物語の始まりは、1930年代。

 

娼婦の子で、半ば親に捨てられるように
京劇俳優養成所に預けられた小頭子は、
仲間のいじめからかばってくれる先輩の石頭に
同性愛的な思慕の念を抱くようになる。

 

成長した二人は、芸名を
小豆子が程蝶衣(レスリー・チャン)
石頭が段小楼(チャン・フォンイー)として
『覇王別姫』で共演、京劇のトップスターにまで登りつめる。

 

しかし、日中戦争が激化する頃
二人の間に、娼婦の菊仙(コン・リー)が現れる。

 

菊仙との関係を深める石頭。
それでも、一途に石頭を思い続ける小頭子。

大人になり、スターになり、境遇が変わったことで
二人の関係も次第に変わっていく。
 

 

そして、さらに時代は流れ、1960年代。

中国全土に文化大革命の嵐が吹き荒れる中、
京劇は堕落の文化として禁止され
人気役者だった程蝶衣(小頭子)、段小楼(石頭)も
世間に虐げられ、次第に追いつめられていく・・・

 

女形を演じるレスリー・チャンのなんと妖艶なこと!
そして、段小楼(石頭)を慕う姿のなんと切ないこと!

 

愛、絆、情念・・・
人の心の哀れさが、
なぜか、美しく妖艶な京劇の舞台のように煌めく。

 

時代に翻弄される壮絶な物語と共に
愛の奥深さが、こってりと味わえる1本!

ニューヨーク アイラブユー

ニューヨーク アイラブユー

ニューヨーク アイラブユー
~街を歩けば、愛に出会う~

 

☆こんな人に
・オムニバス映画が好きな人。
・愛することに臆病になってる人。

☆こんな時に
・1本でいろんな恋愛ドラマが楽しみたいとき。
・愛情問題で「こうでなくちゃ!」と頭や心が固くなってるとき。

 

<出演>
オーランド・ブルーム
クリスティーナ・リッチほか

<監督>*オムニバスの各作品監督(順不同)
ナタリー・ポートマン
スカーレット・ヨハンソン
岩井俊二
ファティ・アキン
イヴァン・アタル
ランディ・バルスマイヤー
アレン・ヒューズ
シェール・カプール
ジョシア・マーストン
ミーラー・ナイール
ブレット・ライナー
チアン・ウェン
ジョシア・マーストン
アンドレイ・ズビャギンツェフ

 

 

いろんな人のいろんな人生が行き交う大都会。
街ゆく人の心の中には、
いったい、どんな愛が息づいているのだろう?

 

もし、その一つひとつの物語を
覗いてみることができたら・・・

 

この映画の舞台は、ニューヨーク。
世界一の大都会。
自由の国に集まる愛は、
形も、色も、実にさまざま。

 

主人公は、

スリの青年

結婚を控えたユダヤ人女性

引きこもりの作曲家

卒業プロムに胸躍らせる高校生

街角で出会った女を口説く作家

Barで会った男と一夜限りの関係を持った女

思い出のホテルを訪れる元オペラ歌手・・・

 

面白いのは、10編すべての監督が違うこと。
世界中から気鋭の監督が寄せた“愛を語る一編”。

あなたは、その中のどれに共感するだろう?

 

私がジーンと来たのは、老夫婦の散歩。
急な階段を上る夫の姿に、妻が浴びせた一言。
そして、その後の二人のツーショット。
ほんのわずかな時間を描いても、
年月と愛が表現できるなんて!

 

「愛って、いろいろでいいんだよね」
と何だか勇気をくれる1本!

髪結いの亭主

髪結いの亭主

髪結いの亭主
~永遠に色褪せない愛の形って?~

 

☆こんな人に
・愛と現実、その狭間で揺れる人。(共感し過ぎの危険あり!)
・これぞフランス映画!が好きな人。

☆こんな時に
・映画の中でこそ味わえる愛の世界が見たいとき
・ファンタジックで純粋な大人の愛を味わいたいとき

 

<出演>
ジュン・ロシュフォール
アンナ・ガリエナ

<監督・脚本>
パトリス・ルコント

 

 

憧れ、官能、濃密な愛の時間・・・

 

『髪結いの亭主』
それは、異性に目覚める少年の夢から始まる。

 

理髪店の石鹸の香りに混じって
髪を触る女性の柔らかい乳房から
立ち上っているだろう温かく艶めいた匂い。

 

スクリーンの中から
そんな空気感がこぼれ落ちそうなこの映画。

 

舞台となる理髪店に射し込む淡い光。
そこに佇む女性の美しさに見とれているうちに
不思議な世界に引き込まれる。

 

愛に溺れる幸せ。
それは、濃密な二人の世界に
刻まれる時間の中にだけあるもの。

 

やがて、残酷な現実という
時の流れに呑み込まれてしまったら・・・
完璧な愛を手に入れた瞬間から始まる不安。

 

ファンタジックな愛の世界を観ていたら
いつの間にか、胸の奥に甘い痛みが呼び覚まされる。
そんな大人も多いかも・・・

 

監督は、『仕立て屋の恋』『橋の上の娘』などで知られる
フランスの「愛の名匠」パトリス・ルコント。

 

印象的な美しい映像は、
『真珠の耳飾りの少女』『鳩の翼』を手掛けた
エドゥアルド・セナという撮影監督によるもの。

 

時を超える名作は、やっぱり
愛を描く達人たちに生み出されてるんですねぇ。

 

『髪結いの亭主』が日本で
最初に公開されたのが1991年。

 

それから20年以上の時を経て
今、そのデジタルリマスター版が
全国巡回で劇場公開中とのこと。
もし間に合えば、ぜひ劇場で・・・

 

色褪せない愛の世界を満喫したい1本!

ミッドナイト・イン・パリ

ミッドナイト・イン・パリ

ミッドナイト・イン・パリ 

~男と女の相性は、現実?感性?~

 

☆こんな人に
恋人はいるけど、なぜか違和感がある人
ウディ・アレンの映画が好きな人

☆こんな時に
古き良き時代に生まれればよかったと思うとき
ファンタジックなラブコメディが観たいとき

 

<出演>
オーエン・ウィルソン
レイチェル・マクアダムス
マリオン・コティアール
キャシイ・ベイツ
エイドリアン・プロディ

<監督・脚本>
ウディ・アレン

 

 

誰かといっしょに生きていく。
つまり、男と女の相性って何だろう?

 

主人公と一緒に時の間を旅しているうちに、
そんなことを考えてしまうこの映画。

 

監督・脚本家歴47年。
アメリカ映画の異才、ウッディ・アレンの
42作目の作品『ミッドナイト・イン・パリ』は、
彼の作品中、最高の興行成績を記録した
ファンタジックなラブコメディ。

 

主人公は、
ハリウッドで一応成功を納めた脚本家だが、
実は小説家志望のギル(オーエン・ウィルソン)。

 

婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)の
裕福な両親と共に憧れのパリへやって来たギルは、
一人で真夜中の街を歩いているうちに
不思議な世界へと迷い込む。

 

そこには、なんと、
彼の敬愛してやまない1920年代の芸術家たちが・・・

 

お嬢様育ちで現実的なフィアンセのイネズ。
夢を追いかけ、感性の世界に生きるギル。

 

価値観は違っても、男と女は恋に落ちる。
そして、やがて結婚という現実へとすすむのだが・・・

 

夢と現実の世界をさまよう
主人公を観ていてフッと思い出した。

 

恋愛の初期、やたらと盛り上がる時期には
(フェニルエチルアミン)という
特別なホルモンが分泌されるのだという。

 

まるで惚れ薬のように
モードのスイッチをONにするこのホルモン。
有効期限は3か月から3年なのだそうだ。

 

だんだん関係が落ち着き、
このホルモンが減少する頃
目が覚めて現実が見えてくる。

 

「夢から覚めても、一緒にいたい?」
結婚の相手を選ぶなら、その辺が大事かも・・・

 

な~んて、めんどうなことは置いといて、
純粋にファンタジーとしても、ラブコメとしても、
気軽に楽しめるこの映画。

 

パリに行きたくなる、
そして、やっぱり恋をしたくなる1本!